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2019.1.31.(木)

雑記52

★相変わらずカレー不足。

★女芸人の光浦靖子が、「眼鏡が汚いヤツは信用できない」というような発言をしているのを聞いた記憶。僕の眼鏡、今汚い。

★「女芸人」というもののこと。芸人が男である場合、「男芸人であること」が問われることってほぼない。「女だから」っていうのがキーワードになるっていうこと。良いとか悪いとかじゃなく、永遠不変の「ジャンル」考。

★宇宙モノの映画が好きで、立て続けに観る。『オデッセイ』『メッセージ』『エンダーのゲーム』。そこは素直に「ロマンがあるから」と答えたい。

ロマン…自我の欲求からくる実存的不安、さらにはそこから派生する個人的感情、オリエンタリズム、神秘性を追求した精神主義、精神運動の総称

★やっぱり「よくわからない」ってことが大事なんだね。ロマンってものが入り込む余地ってのはそこにしかない。それは重々理解しているが、最近の僕は「知りたい病」にかかっている。

★知ってしまったら元も子もない、って思うところもあるけど、人間が今まで知り得たことなどそんな大したものじゃない。どれだけ知ってもほとんど何も知らずに死んでいくんだから、知ればいいじゃないかってのが最近の気分だ。無知は罪だとは思わないけど、知ることで回避できる困難はあるだろう。お金と同じで。

★知り得ない条件下でとことん考えられた事柄ってのは、普遍性を持っているんだろうか。大昔のギリシャの哲人の考えることって今の目で見ても凄いって思うし。大体「今の目」っていう視点自体がおこがましいものでしたね。反省。

★こういっちゃ何だが、日本の映画って全体的に本当にダメだと思う。なぜなんだろう?以前松竹で広報をしている知人に「そうは言っても危機感を持っている有能な人材ってやっぱりいるんでしょ?」と質問を投げかけてみたところ「それが、本当にいないんですよ」との回答。僕の持論だけど、音楽と違って映画ってある程度以上金をかけないと良いものはできにくいと思う。多額の資金を集めるには出資者の存在が必要。でもその出資者が映画のことを何もわからず、資金の回収という極めてビジネス的な考えしか持ち合わせていないとしたら。そりゃあしょーもないものしかできないだろうなと。もちろん音楽ビジネスにもそういう面はある。けど、音楽は今アマチュア・インディーレベルでも制作や広報に関して、自ら低予算で高品質なものを発信可能である。では、映画は?なかなか難しい。やっぱり「お金をかけられない=安っぽい」っていう感じになっちゃうんじゃないか。特にアクションとかSFとか、ホントに観てて厳しいなーって思ってしまう。でも、やっぱり有能な人材がいない、っていう松竹の人の話は信じられない。いるだろう。いてくれ。

★その点、演劇って低予算でも傑作にできる場合って多いんじゃないか。落語も演劇の一種とすると、もう扇子と手ぬぐいくらいしか使わないし、ほぼ「身ひとつ」でできる。演劇って大道具や小道具、照明機材なども限られたものでやっても、脚本の力と演技の力で大いに見せられるんじゃないか。これってやっぱり僕には素晴らしいことのように思える。

★もっとも、今の時代映像の撮影や編集についても低価格なソフトやアプリでできるようになってきているので、アマチュア映画に関してはレベルが上がっていくんじゃないかと。大手の邦画は本当にひどい。もう映像面だけの問題とは思えない。黒澤明とか小津安二郎とかを観て溜飲を下げる。それってどうなんだ。

★昔バイト先の同僚が「僕はアニメと時代劇しか観ないですね」と言っていたんだが、その後その真意が大いに理解できたものだ。確かに、アニメと時代劇は安心して観られる。邦画なんかクソみたいな実写観るよりアニメ観た方がいいと思う。

★ワールドスタンダードってものの胡散臭さ。外国ではこれが普通だから、日本でもそうすべきってドヤ顔で言っちゃう奴はすべてアホ。日本だけの慣習であってもそれで上手くいってるんだったらいいんじゃないか。問題は、それで立ちゆかなくなってきた事柄があるってことだろう。その時に初めて参考にすれば良いだけの話だろう。横文字の難しげなビジネス用語を得意げに使う人って基本的にはアホだと思っている。聞いていてこっちが恥ずかしい。

★「無邪気である」ってこと。「やさしい」ってこと。「純粋である」ってこと。もうちょっと考えたい。どういうことなんだろう?

★街ですれ違う名前も知らない人々。みんな人生があり、物語を持っている。宇宙の神秘より、こっちの方が僕には信じがたいことだ。人と人との間に宇宙が、神がある。人は自分の内部にも宇宙を持っている。個は全であり、全は個である。宗教の話でも何でもない。バランスってそういうことなんじゃないかな。調和とか均衡っていうことが、宇宙であり神なんじゃないだろうか。そこには混沌もまたある。

★北陸の冬に似つかわしくない、穏やかな黄昏時。春を待とう。

 

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