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ブログ2015.5.6.(水)
美しき夕陽に背をむけて
泥酔のうちに打ち上げを終了し、その夜はスティーブの家に泊めてもらった。コンビニで買ってきたインスタントうどんを食っているところまでは覚えているが、スティーブ曰く「松波さん、どん兵衛食いながら寝てはりましたよ」。不覚。
翌日は、福井に帰る前にスティーブとちょっとしたドライブ。海が見たかったし、戦争時に隠し倉庫があった友ヶ島という和歌山沿岸の島があって、すぐ近くだというので見てみたかった。
海!やはり海はいい。よその土地でもそこの海はどんなか見てみたいし、いいものだ。写真は友ヶ島。その向こうの紫がかった島影は、淡路島だ。日本海とはまったく雰囲気が違う。でもいいもんだ。見ている海は、紀伊水道。加太(かだ)という土地。沿岸には旅館だの料理屋だのがある。この日はお休みだということで、そこそこ人も多かった。
加太観光協会
この界隈の守り神なのかな。淡嶋神社。門前には、名物しらす料理を出す店が軒を連ねる。僕らも食べたよ(写真撮り忘れた)。
ふむふむ・・・と思って境内に入っていくと、ここはちょっと様子が変わっている。
ガマだらけ。
この神社は、人形供養もしているらしいが、スティーブ曰く、この神社の地下には髪の毛が伸びる人形が安置されているとのこと(出た!)。
友ヶ島に渡るのは今回は無理そうで断念。代わりに、近くの丘に砲台後が廃墟として遺っているらしく、連れて行ってもらった。途中から車を降りて、歩く。廃墟愛好家の血が騒ぐ。
上空から敵に見つからないように、森の中に隠されるようにして倉庫が作られていた。すごいダンジョン感だ。階段を下りるときはドラクエのような効果音つきである(脳内では)。
倉庫の中は音がよく響く。アコースティックライブをやったら良さそう・・・でもないか。
丘の上から海を一望する。友ヶ島、その向こうに淡路島。
その後は、スティーブが大阪まで送ってくれるというので、二人してドライブとなった。車内で色んな音楽を聴きながら、色々話もした。福井までドライブしに来るくらいだから、ドライブは慣れたもの。とても懐かしい曲が流れたな。♪透き通る目で Save your soul そこに吹く 自由の風を 浴びながら
高速道路から見えた阪神工業地帯。工場&スチーム。デートで行くなら夜の工場がいい。
新大阪駅で、スティーブとまたの再会を誓い、別れる。再びここから快速電車で、米原へ。昼下がり、暖かい。
電車は再び琵琶湖の南から東を通り、福井に戻ってきた。海辺の終着駅。いつもここから旅に出て、そしてここに戻ってくる。夕陽がきれいだ。そういえば、この日は僕の誕生日であった。なかなか悪くない誕生日を過ごせたんじゃないかな。
ゆっくり歩いて家に帰り着いた。美しき夕陽に背を向けて。