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2018.6.15.(金)

雑記18

★久しぶりにジョイ・ディヴィジョンを聴いたら、あっという間にぶり返した。引き込まれたが最後、捉えて離さない魔力。何だこの音楽は。

★臨死体験した人間に言わせてもらえれば、死んだ者は死を感じることすら出来ない。死は生きている者たちにとってのものだと思う。

★ジョイ・ディヴィジョンの音楽は、死に限りなく近い。死がどういうものか、そういった境地がどういうところなのかを感じる。それは「得体の知れない喜び(unknown pleasures)」なのかも知れないし、あまりに「近付いた(closer)」がためにイアンはああなったのかも知れない。

★今コピーバンドをやるとしたら何をやりたいか?の問いに対して、Black SabbathかJoy Divisionだと答えた。サバスならギター、ジョイ・ディヴィジョンならどのパートでもいい。ドラムは未経験だけど。

★10代~20代で数百曲のギターをコピーしたなあ。これは好きな曲を聴きながらギター弾いているうちにいつの間にかというのがほとんどだけど。よくコピーしていたのは、ストーンズやビートルズ、ジミ・ヘンドリクス、レッチリなどジョン・フルシャンテもの(ヒレルもコピーしたな)、スタックスソウルもの(スティーブ・クロッパー)、初期ブラックサバス、スミス、ジョイ・ディヴィジョン、ギャングオブフォーなどポストパンクものなど。他にも色々あるが、何弾いたか忘れた。

★「学べ、そして忘れろ」これはマイルス・ディヴィス。

★「すべてを学び、すべてを忘れよ」これはクリムゾンのロバート・フリップ。

★あれだけコピーしたのにも関わらず、大体忘れた。聴いてもう一度練習すればまた弾けるようになるんだろうけど、残念ながらそれに費やしている時間が現在はないし、人のコピーじゃなくて自分で何か作りたいという方向性に向かったから「精神と時の部屋」でもない限り難しい。「精神と時の部屋」にしたって、その中では時間が流れてるんだっけ?じゃあ同じだ。人が持っている時間は個人差はあるが有限だ。

★「何の影響を受けているんですか?」の質問に答えるのは難しい。色んな要素が複雑に現れているのが実際のところだろうし、逆に質問したい。「何の影響を感じ取れますか?」と。その方が興味深い。

★弾き語りに関して言えば、色んなところで色んな人と対バンしたが、僕と同タイプのギターを弾く人に出会ったことがない。僕よりギターが上手い人は日本だけでも8億人は下らないが、僕のようなギターを弾いているのは現在のところ僕だけである。僕の弾きたいギターは僕しか弾けないと思っている。少なくともそう願っている。

★ジョイ・ディヴィジョンの例のデザインのTシャツを着ている人をたまに見かける。あのデザインはこの上なくカッコいいし、着たい気持ちもわかるけど、そういうことをしちゃいけないバンドのような気がする。ファッション感覚にした時点で終わりな気がする。死をファッション感覚にしているということに、着ている当の本人はおそらく気付いてはいない。ヴェルヴェットのバナナの方がまだ良いと思うよ。アレも流布し過ぎて着るのは若干の気恥ずかしさがある。僕もバナナTは1枚所有している。

★「そのままでいいんだよ」という言葉をよく聞く。いいんでしょうか。そのままで。

 

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