Blog
ブログ2019.3.14.(木)
雑記61
★対談集が好きである。先日のチャリティーライブの秋本美穂の古本市でみうらじゅんとクドカンの対談本を買った。
★インタビュー集とかも好き。本人の口から語られるというのが好きなんだと思う。記憶に関してなど、本人の口から語られたことがすべて正しいとは限らないけど。インタビューの度に違うこと言ってる人もいる。メディアが嫌いで、インタビュアー泣かせの人もいる。ルー・リードのインタビューなんかは本当に難しいらしい。
★先日のチャリティーでカレー作りを久しぶりに試作含めガッツリやったお陰で、カレーに対する味覚が鋭くなった。いくつかの某店のカレーより、自分の作ったカレーの方が美味く感じてしまうという現象が起こっている。これは良くない。今までどこのカレーでも大抵は美味しく食べていたのに、味覚が鋭敏になったせいで食べて首をひねってしまうカレーが増えた。だから俺は食べるだけでいいって言ったのに…。
★いわゆるバカ舌って、それはそれで幸せなことなんだろうなと思う。ジャンクなものの良さってあるしね。
★知ることで感覚が変わって、今までとものの見え方が変わってしまうことがある。自分の成長を感じて嬉しさを感じることももちろんあるが、寂しさを感じてしまうこともある。もう後戻りはできないと知った時の、あの寂しみ。でももう仕方ない。先を行くしかないのだ。
★親鸞、道元、日蓮。やっぱ凄いな。とことんだな。
★もともと我々は詩の世界を生きていた。時代が下って科学が発達してきたり、人が子供から大人になる過程で社会性や常識を身につけたりするにつれ、失ってしまうもの。液体に浸されていた世界が渇いていくように、僕たちは詩を失っていく。しかし、すべての人がそうだとは言えないけど、詩を取り戻したいと思う人もいる。そういう人は、取り戻せる。異世界への扉は、実はずっと開いたままだ。
★「供養」か。そんなこと、できっこないんじゃないか。生きた人が、そう思いたいで。でもそれでいいんだ。そこをまず認められないと先には進まないんだ。場合によってはそう簡単にはできないけど、やっぱり俺たちは「生きている」し、「生きていく」しかないんだ。でも、死んだ人も「心の中では生きている」って思えたら、きっと力になると思う。
★以前はそんなこと思わなかったが、最近は最低限新しいテクノロジーを理解しついていきたいなと思うようになった。だって、例えば未だにメールも使えずFAXが使われ続けている状況ってどうなのよって思うから。そんなに難しいものでもないのに覚えようともしない、古い世代の頑迷さってのは確かに感じるし、ある。自分がそうなりたくないとは思うから。電話かけて「今からFAXします」→プリントアウト→FAX→電話きて「FAX来ました」どうだこの流れ。
★ドラッグやっているような人の音楽なんて聴く価値ないってんなら、ビートルズもストーンズもジミヘンもクイーンも井上陽水も長渕剛も槇原敬之もぜーんぶアウトね。「犯罪を犯したような人の音楽なんて聴かない!」別に聴かなくていいんじゃないでしょうか。どうせそんな人に音楽の神髄がわかるわけないと思いますが。社会的にも立派な人の立派な創作物を、わかる範囲で楽しんだらいいんじゃないかな。
★表現したり創作したりすること自体、根元的に反社会的要素を含んでいるのであり、そういう人は根本的に落伍者だったり痛みや悲しみを背負っていたりするわけで、仮にそういうものが全くない創作物があるとすれば、俺にとってはそれこそ価値がないものだな。必要がないんだよ。音楽だったり絵画だったり文学だったりの、存在する必要性が。
★麻薬だったり不倫だったりでスキャンダル起こした俳優やミュージシャンの出演作を即座に回収するっていうこの国の文化(?他の国は知らないけど)、何ともケチ臭いし異常だなって思ってたけど、あれは企業としてはクレーム対策なんだと思う。「不倫なんてするヤツの作品を売ってどういうつもりだ!」っていう、自分に関係ないことにまでクレーム入れて炎上させる一般人が、この国には多数存在することを反映してるんだよ。ケシカラン、不謹慎だ、それは世間が許さない。こんな言葉を吐く人々を信じてはならない。自分が気に入らないだけだろ。自分に関係ないくせに。
★あんただってあるだろう。脛に傷の一つや二つ。
★寿司が好きだ。
★でも福井って全体的にあんまり寿司良くない気がするな。石川とか富山はすごく力入れてるし、ブランド化もある程度以上できてる気がする。同じ北陸圏内にあって、この違いは何なんだ?確かに富山湾とかって魚種も豊富だし味がいいって聞いたことあるけど、福井だって悪くはないはずだ。寿司を押し出せない理由が何かあるのだろうか。今度詳しい人に聞いてみよう。
★近くに温泉があるのでよく行く。暑がりで熱がりなので、夏場は温泉にあまり行かない。入った後汗がまったく引かないし。やはり冬の温泉はありがたいなと思う。お湯の温かさが身体にしみ渡るようだ。思わず声が漏れる。とは言っても熱がりですぐのぼせるから、露天風呂があるところに行く。冷たい空気で頭を冷やしながらだと、長い時間浸かっていられる。泉質とかはそんなにわかんないしそこまで気にしないが、塩素が入っている温泉は臭いが気になるようになった。前は特に気にもならなかったが、わかるようになったようだ。家に帰ってからも、ずっと身体から塩素の臭いがしている。感覚って変わるものだな。
★やさしさって何だろう。少なくとも甘さと一緒にしちゃいけないんだろうなとは思う。
★かつての栄華が偲ばれる、そんな寂しいムードが好きだったりする。