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ブログ2019.8.9.(金)
雑記72
★雑記スタイルで書くのが楽すぎて、もう普通に長文のブログを書く気にならなくなってしまった。
★こういった文章は自分の考えていることを紙に書き出したり、整理したりすることに似ている。日記的な役割も果たす。
★長文も書かなければ、とはずっと思っている。文章力というのは書かないと落ちていくものだ。
★紙に書く方の日記帳は頓挫してしまった。万年筆がヒマしてる。
★THE BEAT GENERATIONが昨年に続いて福井に来た。去年と違うのは、NoSiDEに新しいエアコンが付いたということだ。
★佐伯憲陽という男の食い道楽ぶりは見事である。池波正太郎的な粋な趣だな。
★TUMA銃ゴローという男は何とも形容しがたい不思議な空気感を持っている。
★本場のジンギスカンが俺を待っている。いや違う、待ってはいない。こちらが先方のご迷惑を承知で会いに行くのである。の、予定。
★海はどこも素晴らしい。住むなら海のそばが良い。見慣れたはずの日本海だけど、見る度素晴らしいと思う。同じ瞬間、同じ波は二度と来ない。見慣れた日本海ですらそうなのに、たまに瀬戸内海とか見ると本当に見とれてしまう。三国の海も良いけど、嶺南の海なんか最高だ。夏が終わる前に敦賀から高浜、舞鶴あたりドライブしたいな。
★東日本大震災で津波に襲われた地域の人たち、津波がまた来たら怖いからと引っ越す人もいる中で、やっぱりあんな悲惨な災害があっても海のそばに住み続けたい、と言っている人がいて印象的だったな。海と共に暮らしてきたから、嬉しいことも悲しいこともあったけど、これからもそうしたいって。
★道を歩いていただけでいきなり後ろから怒鳴られたことがある。ビックリして振り返ると、車イスの人と、その車イスを押すおばさん。怒鳴り声はそのおばさんから発せられたものだった。僕が気付かずに、知らず知らず車イスの進路をふさいでいたようなのだ。「ちょっと!車イスが通るんですよ!どいて!」と、まあこうだ。おばさんはその近所の障害者施設の職員だった。
★「弱い者の味方」みたいな面をしているやつには注意が必要だ。自分と同じか自分より弱い者を見て、安心している。それだけでなく利用さえする。自分の恨み辛みを主張するために、その人が望んでなくとも引き合いに出す。自分より強い立場と感じられる人間には、無条件で恨みを抱く。こういった僻みや妬み、ルサンチマンを抱えた者は、それを盾にどんな発言をしても、どんな傍若無人な振る舞いも許されると考えがち。もちろんそれに自分で気付くことはない。どんどん歪んで攻撃的になっていく。
★死んでしまったあいつの分まで生きる、そんなことはできない。できるのは、忘れないこと、いやそれさえも難しくなっていく、できるのは、たまにでいいから思い出すこと。かな。そして自分の人生をしっかり生きること。
★某飲食店で店員の対応が悪く、そういうのがいくつも重なって、久しぶりにキレかけた(いや、キレてはいないですよ)。嫌だなー怒るのは嫌だ。怒りたくない。穏やかに過ごしたい、秘めた怒りは、音楽で昇華させたい、普段は何も起こらない生活を大事に生きたい、食事は楽しくしたい、怒りたくない、怒りたくない。でも怒るべきところで怒れない人間にもなりたくない。どっちやねん。
★北斗神拳の神髄は怒りと哀しみという。怒りだけじゃ片手落ち。怒りたいだけの人間もいるよ。何を話しても無駄だ。
★『弾かず語り』の怪談編が、築100年超の古民家で開催された。クーラーがない会場なんだけど、雰囲気は抜群で、いろんな人の話を楽しんだ。僕は霊感がゼロで幽霊とかそういうものも見たことがないので、そういう体験話はできないが、人間の怖さを感じさせる話を一つ披露させてもらった。なかなか好評でよかったなあ。怪談コミュニティの人も来られていて、「物語を語る」ということについて勉強になったなあ。歌もそういう「物語を語る」という側面があるし(もちろん瞬間的な感情やポエジーを焼き付けたものもある)、語って伝える、みたいなことについて考えさせられて個人的にはすごく有意義だった。
★鯖江の某カレー店の味が劇的に変化。ものすごく甘くなった。動向を見守りたい。個人的には祈るような気持ち。
★僕の昔の知り合いに、隠れて良いことをしている人がいた。困っている人を助けても名前も言わずいつの間にかいなくなっているような人。自分がいいことをしたと吹聴して回る人間も多い中で、僕もそうあれればなと思わされたし、そういう人を見逃したくないと思った。
★仮に自分が誰かにいいことをしたとして、自分に恩を返さなくてもいい、と思いたい。同じことを誰か別のやつにしてやれよと。そうすれば世の中うまく回るんじゃないか?(恩を仇で返されるのは嫌だけど!)まあ、きれい事かも知れないけどね。
★昔、とある人に大変お世話になり、「このご恩はずっと忘れません」と言ったら「あ、全然忘れてくれていーよ!」と返された。思わず竹を割りたくなった。
★昔、会うと必ずお土産を持って来てくれる人がいて「そんな気遣わんでも…」と言ったら「気ぃなんか使ってへん、金使うただけや」って。関西では結構よくある言い回しなのかな。ものすごく粋だなと思った。
★本当に気遣いが凄い人は、気を遣ったことすら悟らせない。相手の気持ちをそこまで考えているのかと驚く。
★近所で子ぎつねを見た。福井に住んでいると度々野生動物を目撃するが、やっぱりその度に驚く。人間だけじゃないんだ、この世界に生きているのは。そんな当たり前のことを忘れてる。
★金沢の鈴木大拙記念館みたいなところに行った。今やZENは日本より海外でもてはやされている。スティーヴ・ジョブズだか誰かが「日本の禅は死んだ」と言ったとか言わないとか。確かに永平寺の雲水が夜中に寺を抜け出してエロ本を買い漁る現場を友人と目撃したことがあり、何とも言えない気分になったことはある。てか夜中に抜け出せるんだ?すんごいスリルありそうだ。
★ああいう禅寺修行とか、角界とか、やんちゃで手が付けられなくて厄介払いで入れられる子も結構いるって昔聞いたことがある。
★夏が育つ。育ったと思ったらいつの間にかいなくなってしまう。