2017.3.20.(月)

語り続けて

音楽以外の話題でも。とは言っても、音楽とも密接な繋がりがあり、むしろ人間にとってより近く、深いものはこちらですが

朗読会『弾かず語り』というのを、毎月やっています。いつからだろう？２０１５年の３月からスタートしたと記憶してるので、もう２年やってることになりますね。最初はこんな感じで始まりました。懐かしい！でもたった２年前のことだったんですね。『失はれた詩』→http://t-matsunami.com/blog/570/

あれからもう２年。まだ続いていますし、参加している個人個人で未だに新しい課題とか楽しさとかを感じながらやっているんではないでしょうか。何と言っても、ことばです。ことばは認識、つまり我々の存在そのものでもある。そして宇宙とか、過去とか、いろいろなものと繋がっている。

と書くといささか大げさなような気もしますが、実際は大体合ってると思います。でも我々は、日々特に意識することなくことばを吐き、受け取ったりもしているわけです。つまりは、死んだことばを使っているんです。ことばの生き死にとかよくわからん、と思うかも知れませんね。でも、弾かず語りで文章や、詩や、そういったものに触れ、声に出して読んでみることで、そのことに気付くはずです。そのことに気付いた人は、弾かず語りに参加し続けています。なぜ「言葉」と書かずに「ことば」とわざわざ平仮名で書くのか、そういったことも、いろいろあるそれらの力を感じてみる一環と言えます。

小難しいことを言っているように思うかも知れませんが、とにかく、「ことばって面白い！」の一言に尽きると思うし、そう感じることができたなら、今まで見えていたこの世界が、ゆっくりと、あるいは急激に姿を変えていく瞬間を、その目で、いや身体で体感することになるかも知れませんね。たった一言の「ありがとう」や「さようなら」が、あなたにとってより深く関係してくるのです。

朗読会『弾かず語り』は、毎月第３水曜日に固定されています！場所は、ずっと福井市松本のCafe S-Gardenの２階をお借りしてやっています。

実は潜在的に興味を持っている人は相当数いるんじゃないと踏んでいまして（笑）、あとは踏み込む勇気がなかったり、そういうことなんじゃないかと思っています。確かにどんな雰囲気なのかよくわからないので、興味があってもそこに入っていくのはドキドキですよね。

それでも、毎回のように新しい参加者が来るのです。大げさかも知れないけど、世界が、人生が変わる瞬間って、そんな風に来るんだと思うんです。僕自身も、あの日を境に、今までとは違った人生を歩んでいます。楽しいです。『よみがえることば』→http://t-matsunami.com/blog/577/

皆さんも一度いかがでしょう。毎月第３水曜日、Cafe S-Garden、１９時半くらいから集まります。お気軽に、限りなくお気軽にどうぞ！