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ブログ2017.5.18.(木)
ワンマンライブ後記
5月13日土曜日
この日は松波哲也2回目のワンマンライブでした。まず最初に、
このような良い感じの笑顔で写真が撮れたということに、感謝します。もう、これがこの日を物語るとは思うけど、もちろんここに至るまでにはいろいろなことがあり、それはもう肝心の演奏だけでなくて、レコ発でもあったので、そのCDの準備もあったり。
新しいCD『オルタナティブ』。ワンマンライブの3日前にようやく到着。もう本当にギリギリ。こんなにギリギリになってしまったのはまあ…自分の至らなさなんだけど。とりあえずそれは置いておいて。ワンマンライブに間に合って良かった。何より。届いた時点で身体の力の7割が抜けた。
ワンマンライブを5月に開催することにはなったものの、それを決めた当初はCDを出す予定ではなかった。知人にワンマンライブをやるに当たって、何かアイディアあるかな?と聞いてみたところ「Tシャツでも作って販売すればどうか」との意見をもらったので、そうか、Tシャツって作ったことないし、やってみようかなと。そんな感じではいたものの、前のCDを作って2年近く経っていて、CDを作って出すタイミングに悩んでいた僕は、ふと「レコ発ワンマンにできないかなあ」などと思い付き、それが当日に至る苦難の道の始まりになった。
とにかく時間がない。大体、CDを出すのであればもっと前もって計画して、時間をかけて制作とプロモーションとをしていくべきだったのだろう。だけど四の五の言っている時間がなかった。一応制作期間中はライブも少なめにして時間を作るようにしていたんだけど、それでも避けられない予定というのは何だかんだ入ってきてしまうものである。毎日夜中、時には朝方まで何やかんや作業やらしていて、眠い目をこする日々が続いた。心身に負担がかかっていたのか、身体がおかしくなってしまったこともあった。
制作は遅れに遅れたが、ワンマンには死んでも間に合わせなければならない。CDを入稿した時点で、口からエクトプラズムを吐き出す思いであった。
それから、当初のアイディアであったTシャツ制作のことを考え始めた。これもやったことがないから何だかよくわからない。この時点から考え始めること自体が、って感じだけど、これも四の五の言っても仕方なく、やってみて前に進むしかない。
制作は、なみ工房。言ってしまえば家の奥さんであるが、いろいろ話してどういうTシャツにするか決まった。全部シルクスクリーンの手刷りだ。
彼女はもの作りが好きである。カラーバリエーションもいろいろ出てきた。
トートバッグもついでと言っては何だが作ってみた。こちらは凄く仕上がりがいい。これらもワンマンの前日まで諸々作業が続けられた。
チケットもゴム判で一枚一枚手作り。これもなみ工房の制作だ。
ショッピングバッグも。要るか要らないかは別として。
ご来場特典はこれと言って考えていなかったが、こんなものが発注されていた。これは僕も知らなかったので、家に帰って置いてあった時は驚いた。「なぜチロルチョコに俺の顔が…」幻かと思って目をこすった。
お陰様でこうして当日を迎えたわけだが、ここで終わりではない。今回は会場の設営に関するものはすべて持ち込みの企画。音響は福井のアーティスト「皇帝魚」こと若森氏。彼はスタジオを経営しているので、そのスタジオから音響機材一式を持ってきてもらって、オペレーションも担当してくれることになった。事前に数回スタジオにお邪魔して機材チェックを行った。
照明機材も当然無いので、ライブハウス「福井NoSiDE」から持ってくることになった。ノーサイドのスタッフの方々も今回全面的に協力してくれ、会場の設営なども手伝っていただいた。お寺の方にも、交通案内などで手伝っていただいた。この会場には、駐車場がないのである。今回のライブの運営面で一番ネックだったのがそれで、当日ちゃんと成立するのか、心配で仕方なかった。実際、すごくわかりづらい集落の中にあるし、夜道は暗いし、たどり着くだけで大変だったと思う。当日は現地のぬかるみ、のようなところに車のタイヤがはまってしまい、大変な思いをしたお客さんもいたようだし、会場にたどり着けなくて心が折れて帰ってしまったお客さんもいたようだ。後から色んな話を聞いて申し訳ない気持ちになったが、ここまで来てどうのこうの言っても仕方ない。手伝ってくれた人たち、目の前に集まってくれた人たちのために、やり遂げなければならない。
もう、必死だったなあ。
途中から必死さも楽しんでいる自分がいたりして
歌っている時も自己と対話し、
目の前の50人以上の観客にも歌で語りかけ、
時は過ぎ、2時間以上を持って、演奏は終了。2回アンコールをいただいた。
嬉しい感想も方々からいただいた。自分としては精進と研鑽を続けていくしかないと思うし、次回はもっと良い内容に、としか言えないけど、とりあえず終わってホッとした。全身から力が抜けるようであった。
演奏だけではないのだ。今回強く思ったことは、普段何気なくやっているライブハウスなどでのライブが、いかにありがたい環境だったかということだ。そのことを強く胸に刻み、気持ちを新たにしようと思った。とてもいろいろ勉強になったなあ。
最後に。このようないい笑顔で写真が撮れたということ。手伝ってくれた皆さん、ご来場いただいた皆さん、CDなど物販を買ってくれた皆さんに、何よりの感謝を。本当にありがとうございました。
つ・づ・く
お疲れ様でした❗
本当にありがとうございました!