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2014.2.10.(月)

裏番長のブラック・リスト


Barbee Boys 『Black List』

バービーボーイズは僕にとって、最高のギターバンドの一つだ。

もちろんリズムセクションのタイトさも素晴らしいし、ツインボーカル2人の掛け合いもいい。いまみちともたか(イマサ)のギターだけで成り立つようなバンドではなく、このメンバーだから素晴らしいアルバムを何枚も作り得たんだろう。そのことは百も承知で。それでもなお、バービーは僕にとってはイマサのギターを聴くためのバンドなのだ。イマサのギターは、それはもう、ムチャクチャにカッコいい。この時代表のギターヒーローと言ったら布袋寅泰なんでしょうね。だけどクールな裏番長はイマサで決まりじゃないかな。

このアルバムはいわゆるセレクションアルバムというやつで、ベスト、というのとはちょっと趣きが違う。1stアルバムと2ndアルバムから選曲された楽曲を、イマサが海外でリミックスして1枚にまとめたもの。1stや2ndが発売された当時、CD黎明期であって、まだ音質も非常に悪く(アナログ盤の比ではない)、おそらく作ったはいいが彼らにとって満足のいく出来ではなかった。そこでイマサは海外でリミックスし音質を向上させて発売しようと思った。僕が持っている1stや2ndは、リマスター音源でも何でもなく、80年代当時に出されたCDを中古で買ったものだ。聴いてみると、わかっちゃいるけど、非常に音が悪い。解像度も低いし、肝心のイマサのギターもモコモコして埋もれてしまっている。何よりダイナミクスレンジが馬鹿みたいに狭い。全然迫力がない。

そこでこの『Black List』を聴いてみる。音が出たその瞬間から、あまりの音のパワフルさに驚く。まるで別モノみたいに生まれ変わった曲たち。すべてのパートがクリアでパワフル。リズム体の音の重心もグッと低くなって、ギターがハッキリと聴こえるのが何より嬉しい。

これほどカッコいいギターアルバムはなかなか聴けるもんじゃない。バービーのアルバムはどれも好きだけど、この作品はイマサの気迫というか決意というかそういうものも封じ込められている気がする。ブックオフなんかで見つけたら即レスキューしてくれよ。

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