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2017.9.7.(木)

オルタナツアー酒田編

いいですか、僕のブログはブログと言うよりタイムスリップ、時間の旅なのです。という訳で、6月始めにタイムスリップします。

■6月4日(日)

この日はアベシと行く東北日本海ツアーの3日目最終日。山形県は酒田HOPEでのライブである。秋田のライブの後、それぞれの寝床に向かい(アベシは共演者宅へ、僕は車へ)、目覚めると朝だった(打ち上げ終わったのも朝だったけど)。相変わらず雨は降っていた気がする。完全に東北に雨雲を連れてきてしまったようだ。眠い目をこすって車を動かし、アベシをピックアップ。酒田に向けて出発だ。

車の旅だから、あちこち寄ることができるが、途中で秋田の道の駅に寄る。ここは、売店だけでなく、上の階に温泉施設もある大きな建物だ。施設の壁に貼ってあったポスター。秋田美人。皆さんはどの子が好みでしょう。ちなみに僕は上段真ん中、下段真ん中。アベシも同じ子を指差した。アベシとは好みがバッティングするようだ。良くないことだ。アベシとは関わらないようにしよう。

温泉施設からは秋田の海がバッチリ目の前に見えた。絶景である。天気が良かったらもの凄いんだろうな。ちょっと惜しいけど、これもまた風景。写真はなし。温泉だからね。命の洗濯だ。僕はジンクスまで行かないけど、温泉に入った日のライブは当たりが多いのだ。これは実際効くのかも知れないとか、色々考えたこともあるんだけど、よくわからない。身体を温めることとか、リラックスできることが、ライブにもいい影響をもたらしているのかも知れない。

温泉から出た後は、道の駅の売店を物色。僕は車で旅をする時は、各地の道の駅に寄るのが好きなのだ。その土地の食べ物や特産品が売っているから、お手軽に異郷の情緒を味わえる。その土地に住んでいる人たちは、その土地の食べ物を食べ、空気を吸い生きている。それを感じたい。

秋田から車を走らせること、数時間。山形の酒田市に到着。新潟→秋田間ほど移動はキツくなかった。

日曜だからか街は落ち着いた雰囲気である。酒田は歴史の街だ。上の写真はライブハウスから近い「山居倉庫」明治時代に作られた、米どころ庄内を象徴する建物とのことだが、これがまだ現役で使われているという。

酒田港のすぐそばには、地元の食べ物を堪能できる市場が。写真は「みんな丼」。みんな赤身、中トロ、ネギトロ、みんな集結。お値段も手頃で美味かった。

ライブハウス酒田hopeは、オープン6年、まだまだ新しいライブハウスと言うことだが、人口10万人規模の酒田においてこれだけのライブハウスを構えて、またバンドを集め維持していくのはそれだけで大変なことだ。店長さんもFRIDAYZというハードコアバンドをやっているということで、お店の方もハードコアの精神性たるDIYに貫かれた佇まい。お店の内装から何から、自ら手がけている。

こういう絵を書いたり、ポスターデザイン、物販制作など、みんなDIYだ。DIY=Do it yourself、つまり自分でできることは自分でやれ、ってことだが、DIYのレベルが違うね。アベシもこの店長さんの姿勢には最近影響されまくっているとのことだ。

しっかりしたステージ。胸アツだ。

ライブがはじまった。庵玉ハヤトさん。普段はバンドをやっているとのこと。

Axis of rotation。ルーパーを駆使してベース一本でトラックを作り、ラップを乗せる。そこにはHIP HOPの精神性。そして相棒さんのトランペットが別次元の色を与える。可能性を感じた。

安田龍太郎さん。タッピングを駆使した、ハイテク系ギターインストを中心に歌も披露したんだが、歌の繊細さが結構好きなんだよなあ。ギターはもちろんすごかったです。

この後、僕の出番でした。調子が上がって、3日間の中で一番楽に歌えた。いやー最初の2日間はなかなかキツかった。

この3日間のトリは、アベシ。今アベシにできることを最大限やって、上り詰めている感じがする。この後の東京ファイナルが楽しみな仕上がり。

アベシや、酒田hope店長のケンタさんと。この後とりあえず飲みに飲んで、近所のおじさん達の乱入し酒をおごってもらったりとかしつつ、最後にケンタさんが出してきた謎の焼酎。「ギャラがわりにどうぞ」と言うからアベシと飲み始めたが、何かがおかしい。回り方が普通じゃない。アベシも様子がおかしくなってきた。この後我々は共演者の方の家に泊めて頂くことになったのだが、到着し寝室に横になっても酷い泥酔状態で全然寝れない。僕はすっくと立ち上がるとトイレへ駆け込んだ。そこからしばらく便器とお友達に。こんな酔い方はもう何年もない。部屋に戻っても来る波寄せる波、度々トイレに駆け込む。便器を抱え、落ち着いて寝るまでしばらく時間がかかった。翌朝起きてアベシと話すと、彼も昨日はそんな状態だったらしい。あの酒は一体何だったのか…酒田恐るべし。

そんな訳で僕とアベシの新潟~秋田~酒田の日本海ツアーはここで一旦終わり。新潟からバスに乗るアベシと共に、愛すべき酒田を出発した。この続きは、このしばらく後に東京で開催されるアベシ企画『サガ-性-』にて。強力なスリーマンだ。

 

しかしあの酒は一体…

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