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2018.4.24.(火)

雑記1

ここにも書いたことがある気がするけど、昔毎日ブログを書いていた時期があった。とにかく何でも書いた。もうそのブログは削除してしまったので、具体的な内容などは覚えていないんだけど、詩のようなもの、物語のようなもの、ライブの感想、ライブの告知、ディスクレビュー、書評、散歩の日記、その他紀行文、とにかく何でも書いた。それこそ本が数冊出せるくらいの分量を書いていたと思う。なぜあんなに書いていたのかわからない。バンドの活動の一環としてブログを始めたのは確かで、それまでインターネットに文章を書くなんてことはなかったわけだが、一時期は日課のように書いていたし、アクセス数も気にしていた。1日1000アクセスを超えるようになって、ブログを見てライブに来たお客さんや、ブログ自体のファンもいたようだ。

元々文章が得意だったかというとよくわからないが、小中高と、書いた詩や読書感想文が文集に載ったり、表彰されることはよくあった。高校生くらいになると、表彰されるのが恥ずかしくて、国語の教師が「県のコンクールに推薦したい」と言ってきても「あれは人の文章を真似しただけだ」と嘘をついて断った。人の死についての文章だった。

だけどいくら読書感想文が上手かろうが、詩が文集に載ろうが、世の中にはそれ以上に言葉に対する感覚がすごい奴は死ぬほど溢れている。僕も文章が好きだとか発展させたいとか、そんな自覚もなく、やがて言葉との不和の時代が訪れる。言葉との不和__つまり世界との不和であった。僕は言葉で人とコミュニケーションを上手く取ることができなくなった。言葉の問題と言うよりは、僕の精神状態の問題と言った方が良かったのかも知れないが。僕はいくつかバンドをやっていたが、人間関係に苦しみ、どれも続かなかった。バイトなども同様であった。自分が思っていることをどうやってちゃんと人に伝えるか、よくわからなかった。いつも怒りとか憎しみとか悲しみとかそういった感情が先に立ってしまい、僕は言葉を失っていた。

今だって気持ちや記憶を整理しながら書いているわけではない。何となく昔を思い出しながら徒然に書いている。ので時系列は特に意識していないし、論理的にも破綻するようなこともあるかも知れない。僕は僕という人間の精神史を紐解く一環として、何となくここに何かを書いていくことにしようと思う。であるので、雑記というかメモ書きのようなものであって、本来は人に読ませるものでもないのだが…当時のいろんな気持ちや記憶が、そのうちまとまったものとして整理されるかも知れない。

とも、別に期待はしていない。僕は30代に入ってから、なんとなくふわっと物事を捉えるようになった。漠然と世の中を見るようになった。それに従って、段々文章を書かなくなった。

今日はここまで。次回、この続きから書くとは限らない。テーマも何もない。雑記である。僕は今の僕なりに、再び言葉に向かい合いたいと思っていることだけは一日の終わりに記しておきたいと思う。

 

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