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2014.6.10.(火)

タイカレー、新宿、海辺の町ーズ、バスチケット

■6月5日「新宿にて」

 前日はオフで、タイカレーと旧友との再会を楽しんで、気力と体力を回復させた。この日は聖地・新宿アンチノック。とは言えですね、僕は場所がどうのこうのっていう感慨は、割と薄い方なんですよね。聖地って言ったって、ただの場所ですよ。でも、アンチノックが聖地って言われてるのは、濃密な想いが何年分も積み重なっているからなんでしょうね。かつての僕がここに残してきた残留思念も、ちょっとくらいはその一部になっているのかな?

 さて、入り前に、印藤氏とタイカレーを食べました。もう、タイ人と言っても過言じゃない(いや、過言でしたね)。新宿の「マンゴーツリーカフェ」で。このお店は、とにかく女性客が多い。ランチバイキング、料理の種類も豊富、カレーはココナッツミルクをふんだんに使ったクリーミーな味。内装もきれいで店員はイケメン。調理しているのは日本人で、日本人の好みにフィットするようなタイ料理というんでしょうか。僕はもうちょい現地っぽい味の方が好みなんだけど、ここもゴージャスでいいですよ。ホントにタイカレーばかりで飽きないかと言われれば、飽きないんですよね。僕の習性として、好きなものを食べ続けられるってのがありますね。一点突破ですね。よくわからないけど。

 食べた後はアンチで一休み後、リハーサル。この日の共演者たちも続々と集まってきました。渡辺遊くん(sound of nothing)は、以前10月にアンチに出演した時に知り合っていらいの顔見知りだけど、共演は初めて。エレクトロニカのアーティストと言っていいのかな。しかしメタルマニアでもあるし、まあとにかく音楽オタクですね。まさか翌日に・・・いやそれは後ほど。

 DEADLY PILESのイシハラくんも、顔見知りだけど、初共演。今では新宿アンチノックのブッキングも担当しています。以前一緒に池袋で火鍋を食って破天荒な体験談を聞かせてもらってから、彼が好きになりましたね。

 リハーサルは一番最初に5分で終わらせてから、イシハラくんがヒルバレー・スタジオに案内してくれるというので、連れてってもらうことにした。ヒルバレー・スタジオとは、新宿アンチノックがプロデュースしているリハーサル/レコーディングスタジオで、僕が東京を去ってからオープンしたので、僕は行ったことがない。1年半以上経つと、色々変わるものだね。

 ヒルバレー・スタジオの受け付けは、ゾンビロリータというゾンビ集団のギタリスト、ayumiちゃん。「お嬢」という通り名の方が有名なんで、僕もそう呼ぶことにした。お嬢とも初対面だけど、何かそんな気がしない。ツイッターとかで前から知ってるからなのかわからないけども。イシハラくんが練習している間、楽しくお話させてもらいました。おもにメタリカの話ですね。心霊現象が苦手だとか。ゾンビなのにね。ビールも売っていたので、飲みました。どこかのバンドがレコーディング中で雑然としていたけど、居やすそうなスタジオです。イシハラくんが戻ってきたので、お嬢に挨拶をしてアンチノックに戻った。

 ライブは、アンチノックらしく、ストイックに淡々と進んだ。気付いたら自分の番になっていた。両国で一回ライブをしているせいか、割と肩の力を抜いて歌ったような気がする。前回このステージに立って歌ったのは昨年10月。少しは成長した姿をお見せできたでしょうか。そうだといいけど。

 お客さんでbilouのギター高舘さんや、処理デキズの松瀬くん、esolaのマタヒラさんなどが来ていた。高舘さんはアイドルマニアで、ロックバンドをやっているオーラが微塵も感じられない人ですね。アイドル話をしている時の顔が光に満ち溢れていて、自分の好きなアイドルの話を嬉しそうに聞かせてくれます。福井出身のアイドルで好きな子がいるらしく、僕のデモCDをその子に渡すんだと言ってました。高舘さんがみんなに愛される理由がわかりましたね。うん。

 ライブが終わった後は、客で来ていた古巣・一寸笑劇の富山とラーメンを食い、印藤氏と渡辺遊くん、マタヒラさんと4人で中野で飲むことに。実はこの時点で、何か変わった流れになってまして。僕と印藤さん、遊くんで、バンドをやろうみたいな。それも翌日ライブしようみたいな。翌日は両国サンライズでマタヒラさんがesolaのライブをやるらしく、サプライズでオープニングアクトをやろうみたいな。オープンからスタートまでの間で、僕の曲「海辺の町」を1曲だけ20分くらいに引き延ばしてやろうという。マタヒラさんには内緒です。おまけに翌日の両国サンライズ、仁義なき戦いで一緒の徳島のラビットピースも偶然ブッキングされていて。これはやるしかないと思いました。バンド名は「海辺の町ーズ」に決定。

 明け方3時くらいになって疲労の限界がきたので、僕は離脱して逗留先に帰りました。サンライズのこと、何も決めずに。笑

■6月6日「海辺の町ーズ」

 翌朝、昼前くらいにおきて、食事を済ませると、また眠くなってきた。急造バンドのために一回くらいスタジオに入ろう、みたいな話をした気もするが、誰からも連絡ないし、眠いし、寝てしまった。起きたら15時半。印藤氏に「どんなもんでしょう」とメールすると「ぶっつけ本番でもいけるようにしときました」との返信。爆笑。よくわからんが大船に乗った気でいますかね。17時半に現地で待ち合わせ。

 サンライズに入ると、3日に共演したアライ先輩やスタッフさんたちが笑顔で迎えてくれた。マタヒラさんも薄々サプライズに勘付いていたようだった。何か急遽ぶっこんで図々しいけど、何か面白い。タイムテーブルには、しっかり「海辺の町ーズ」の名前が。印藤さんと遊くんも到着し、ちょっとサウンドチェックできることになった。「コード、何ですか」「キー何ですか」段々面白くなってきた。ぶっつけ本番でもいけるような形どころかコードすら知らないという。僕はまた段取りすっかりついているのかな、じゃあギター持って行かなくていいや、などとチラッと思ったりもしたのだが、土壇場で嫌な予感がしたのでギターを持ってきた。正解でした。笑 OK。僕がコントロールするんだな!笑

 本番が始まった。シンプルな曲で助かった。「海辺の町」をひたすらドープに、ムーディーに。僕は人と合わせるのも1年以上やっていなかったので、恐ろしく集中してた。音で印藤さんと遊くんにメッセージを出す。二人とも受け取ってくれる。彼らが何か音で言ったのを聞き届けて、また歌う。そんなのを一曲だけ。終わってみれば、皆暖かい拍手をくれました。皮肉にも今回の東京ライブで一番の「やった感」がありました。笑 

 徳島のラビットピースにも会えたし、esolaはカッコいいし、NoLAのケヤキも来てくれたし、あっという間に時間は過ぎて、僕はバスの時間が迫っていたので、サンライズに別れを告げて、新宿バスターミナル横のフレッシュネスバーガーで印藤さん、遊くん、この日限りのバンドメンバーとお茶をして、東京に別れを告げました。二人とも、ありがとう。

 さて、バスターミナルに着くと、チケットを渡してバスに乗り込もうとした。するとバスの乗務員が言う。「これでは乗れません」見ると、チケットだと思っていたのは領収証。どうやら行きのバスに乗る時に帰りのバスチケットまで一緒に回収されてしまったらしい。おまけに、乗客名簿に僕の名前がない。なぜだろうと思っていると、前方に停まっていたバスが走り出した。あれ、あのバスも「福井いき」らしいぞ。。。。

あれ?

“タイカレー、新宿、海辺の町ーズ、バスチケット” への 2 件のコメントがあります

  • NOSEさん:

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    あー バスに乗れたのかしらん??
    続きが早く読みたい、、
    新宿アンチノック 昔友人が出演したので2回ほど行きました。
    確か1980年代だったと。

  • 松並哲也さん:

    SECRET: 0
    PASS:
    >NOSEさん
    続きは、ありません。未完の完、というやつです。笑
    アンチノック、行ったことあるんですね。昔と今、変わってるんでしょうね。

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