Blog

ブログ

2014.6.16.(月)

オールナイト

 今晩は、松並哲也です。

昨晩14日の福井CHOP公演、関わった皆さんどうもありがとう。参加できてよかったと思ってます。メロコア主体のイベントにアコギ弾き語りで単身乗り込むってのは、話を聞いてみるとやっぱり珍しいらしくて、自分にとっても、またメロコアやってる、聴いてる側にとっても新鮮なことだったんじゃないかと思うんです。金沢からBACKLIFTやDRADNATS観に来たお客さんが僕のライブを観て「弾き語りはあまりちゃんと聴いたことないんですけど、すごくよかったです!」って話しかけてくれたりね。別に僕でなくてもいいんです。彼が福井までわざわざ来て、新しい世界に一歩足を踏み出した。未知の感覚に出会った。別に僕でなくてもいいですよ。でも、もし誰かの新しい一歩のきっかけに自分がなれたとしたら、これ以上嬉しいことはないですね。壁とか、垣根とかって、本当はないんじゃないかと思わされますね。自分で作ってるだけなんじゃないかって。

 

 PIZZA OF DEATH側が用意したタイムテーブル表の僕の名前が、さらっと間違っていて、何かのフリですかって具合でした。そこでこの日限り、僕は「オールナイト松並」と名乗ることになったんです。

 DRADNATSとは僕が古巣のバンド、一寸笑劇にいた時には対バンしたことありませんでした。僕らは新宿アンチノックでよくライブしてましたし、DRADNATSキクオ氏はアンチノックで働いていたし。ベースボーカルのヤマケン氏は吉祥寺のライブハウス、ワープで働いていて、一寸笑劇はワープでもよくライブをやってました。知ってはいたけど、対バンは活動しているフィールドも違うし、したことがなかった。それがバンドを辞めてソロになってから対バンが実現するってのも、また面白い話ですよね。対バンの可能性だけ考えれば、まだ一寸笑劇の方がありそうなもんです。僕はアコギ弾き語りだし。でも縁ですね、これも。地元バンドのJustice Porkもそうですよ。僕がアコースティック界隈だけで活動していたら、対バンは叶わなかったでしょうからね。貴重な体験でした。

 それぞれのバンド、エネルギッシュなライブをしてました。カントリーヤードなんてカッコよかったですね、東京の八王子あたりをホームにしているバンドです。結構単純にメロコアと呼べないバンドも多くて、このカントリーヤードのボーカルの人は打ち上げで話を聴いたところ、ビートルズ~クラッシュ~スミス~オアシスというブリティッシュロックの王道的な流れにどっぷり浸かって洗礼を受けてきた人で、バックボーンの厚さを感じたもんです。

 DRADNATSもメインイベンターらしい潔いライブをしてました。彼らのライブを観ていて結構思うところがあったというか。知っている人は知っているとは思うんですが、DRADNATSはハイスタンダードに影響を受け、直系のフォロワーとしてバンドの歴史を刻んできたバンドです。バンド名逆から読むと「STANDARD」だし。新アルバムのプロデューサーは横山健だし。白状すると、僕も初めて見た時は彼らのこと「ハイスタのコピバンか?」と勘違いしたほどです。彼ら自身、そのことでいろんな人にいろんなことをどうだこうだ言われているのを知っているはずなんですよね。それこそ、ネガティブなことも言われているでしょうね。でも、彼らはハイスタに憧れて、ハイスタのようなバンドになることを夢見て、突っ走ってきた。新作のタイトルにも表れている。純粋に憧れを追い、夢を見続けることの困難さ、それでもそれを諦めないという決意が、彼らのライブには前面に出ていて、清々しかった。彼らは、潔かった。ライブ終わった後、彼らはファンにこう言われてましたよ。「Ken Yokoyama Bandより好きです!」なんて。あらら、本家超えちゃった。そういうことなんですね。もうどうだこうだ言う必要もないでしょう。

 ボーカルのキクオ氏とは、実はまた対バンが決まっています。笑 いずれ詳細お知らせできると思う。メチャクチャ楽しみにしています。

余談ですが、この日の打ち上げは3時前には終わったんですが、酔いを醒ますため福井駅前を散歩するうちに夜が明けてしまい、僕は本当にオールナイト松並になってしまいました。地元なのにまるでツアー先にいるみたいだったな。ははは。

コメントをどうぞ

CAPTCHA


内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。
日本語が含まれない、URLが4つ以上含まれる場合はスパムとみなされ無視されます。