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2014.8.15.(金)

ザ・ナイト・オブ・ビア(with モツニ)

 5日新宿アンチノックでのライブの後、1日休日を取ってゆっくりした僕。

 

明けて7日は、両国サンライズでのライブ。アライ先輩&石塚準也の企画『夜を撃て!』への出演だ。入り時間前に、新宿へ向かった。アンチノック印藤氏と食事でもしようというのであるが、もう一つ、その印藤氏が以前やっていたバンド、「マシリト」のCDのジャケットなどを手がけたHESOMOGEこと川口忠彦さんの個展を見に行くためである。HESOMOGEさんの作品には、いろんな場面で触れてはいたが、個展に行くのは今回初めて。しかもこの日が展覧会初日ということで、ご本人にも会えるかも知れないという期待の元、僕は会場の新宿HILL VALLEYスタジオに向かった。ヒルバレースタジオは、新宿アンチノックがプロデュースするリハーサルスタジオで、生演奏イベントの他、写真や絵画などの展覧会なども行っている。

 新宿三丁目。とても暑い。ヒルバレースタジオはJR新宿駅から徒歩にして10分くらいだろうか。明治通りを少し北に向かったところにある。印藤氏と落ち合い、程なくしてオープン。作品はどれもすばらしく、僕の感性に訴えてくる。悪魔や天使などをモチーフにした作品が多く、ゲーム「女神転生」シリーズのイラスト・キャラクターデザインを手がけた金子一馬の絵に、どことなく雰囲気が似ている。絵を見ていると、HESOMOGEさんご本人が現れた。僕は彼をもっと鋭い感じの人かな、と想像していたのだが、実際に会ってお話ししてみると、とても物腰柔らかで、ソフトな印象。だけど、内なる炎と内なる鋭さを感じる人で、なるほど、この人だからこういう作品が生み出せたのだろうと、一人勝手に想像。ゲームの女神転生の話をしてみると、HESOMOGEさんは元々ゲーム畑の人で、ナムコにいたという。もちろん金子一馬もご存知で、僕の話も理解して下さいました。今回の個展は、ヒルバレースタジオともう一つ別の会場も使った2会場同時開催ということで、そちらにも行ってみたかったのだが、時間の都合で泣く泣く今回は断念。更なる飛躍をお祈りして、会場を後にした。ヒルバレー近くのインドカレー屋で印藤氏とカレーに舌鼓を打ちつつ、両国サンライズに向かうことにした。

 ヒルバレースタジオ。HESOMOGEさんの作品が所狭しと展示されている。喫煙所スペースには、ライブペインティングで描かれた巨大な作品も展示されている。緻密に描かれた通常の作品と違い、ダイナミックな即興性と、狂気も感じるような、素晴らしいものでした。

 その後、大江戸線で両国サンライズに到着。やはり最初に目につくのはこの瓶ビールのラインナップ。前回来たときよりもさらに種類が増えて、なんと70種類以上に。価格も改定されて、安くなっていた。壮観。圧巻。

 早速何か飲むことに。これはタヒチのビール「ヒナノ」。ラベルの絵柄もひとつの楽しみ。

 この日はソロ・デュオアーティストと、バンドとが半々くらいのラインナップ。バンドも両国サンライズっぽい個性あるバンドがそろっていた。ボ・ビ・ボンベス、ユメイハダカ、アナトオル・フランスなど、名前も普通じゃない。笑

 僕ももう3回目。もうなじみのライブハウスと言っていいんじゃないかな。ビールはおいしいし、居心地も音も最高。東京ライブも最終日ということで、残りの力全部出すつもりでやりました。主催のアライ先輩の時にはサークルモッシュも起こり(笑)、大盛り上がり。

 ソロアーティストも強烈な個性を炸裂させる。しかしそれを受け入れる懐の深さがあるのが、両国サンライズ。写真は「ようせい世界」山本新さん。人間世界に警鐘を鳴らす(?)食べ物の歌が多く、その世界観に観客を巻き込んでいた。

 もう一人の主催、石塚準也くんもその彼ならではの詩世界を聴かせてくれた。茨城在住なのだが、都内でも活発にライブやイベントに参加していて、バイタリティがある。

 この日はフードもありました。作るのはジョニー・コッポラこと黒沼拓哉。ジョナサンチョップ88というバンドでボーカルギターをしている。居酒屋店長でもある。最近は忙しくてバンドはあまり動けていないようだが、どこにいても天才的な存在感を示す男だ。フードの味も抜群で、途中持ち場を離れてサークルモッシュに参加するなど、皆の注目を集めていた。

 フードは「赤もつ煮」「夏野菜の洋風春巻き」「チーズクリスピー」の3種。もつ煮は僕のリクエストでした。さすが居酒屋店長。どれも抜群に美味い。ビールも美味いし、至福の時間。

 この日も、色んな人との出会いと再会があり、とても嬉しかった。ちょっと時間の都合で終電で逗留先に帰らなければならなかったのだが、いずれまたゆっくり両国の夜を楽しみたい。

 翌日に続く。

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