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2015.1.1.(木)

所信表明2015

 新年、明けましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。…という型通りの挨拶もそこそこに。去年2014年は激動の年でした。今年もよろしくお願いします、いやマジで。

 年が明けたばかりですが、去年を振り返ってます。「一年の計は元旦にあり」って言うでしょうが。大体年が明けたから何だっていう話でもありますしね。暦だどうだのってのは所詮は形式、人生常にシームレスに続いてますからね。

 2013年末の12月に、福井ホールビーで初めて企画しました。福井のイベンター、イセユウさんと一緒に。弾き語りソロで福井で音楽活動を始めて、まだ半年も経ってなかった。福井で音楽活動を始めた時、僕はまだ知り合いがほとんどゼロに等しかった。高校卒業まで福井にいたといっても、福井での音楽活動歴自体ほとんどないと言ってよかったし、昔の知り合いももういない。自分で切り開いていかなきゃいけないんだと、心に決めました。が、半年経っても細々とやってる感じで、まだまだ一向に流れに乗っているとは言い難かった。それでも福井CHOPの毎月のアコースティックライブなど、やれることを地味にこなしていました。

 で、12月のイベント企画。東京から印藤勢氏、新潟からHIROSHI ASAKUSA氏など迎え旧交を温められたのは嬉しかったし、新しい出会いもあった。でも今だから言うが、お客さんは全然呼べなかったし、考える部分もあった。自分は福井ではこのまま細々とやるくらいしかできないのだろうかと思ったりもしました。悔しさはもちろんありありだったな。このままではいけないと、来年こそはと歯を食いしばって2014年を迎えたのを覚えてます。

 事態が動き始めたのは、2014年に入って早々のことでした。福井CHOPダニ純氏から、ツアーイベントに参加してくれないかとの話が舞い込んできたんです。そのイベントが、「仁義なき戦い」でした。そのイベントの話はどこかで少し聞いていました。全国17個だかのライブハウスが代表を出して、一緒にツアーを回るというサーキットイベント。若手の登竜門的な性格のイベントと認識してました。その話が、新人ではあるが、若手とはお世辞にも呼べない僕のところに来たんです。笑 ダニ純氏いわく、「本当はバンドが良かったが、動けるバンドがいない。松並さんのやる気とフットワークの軽さを買って」ということだった。弾き語りも過去参加例がないわけではないが、異例のことではあるらしい。僕は僕で弾き語りの福井での地位が低いなと感じていたし、バンドのイベントに混ぜてもらえない実情と悔しさがあった。だから、僕はこの話を受けない訳にはいかなかった。受けなければ、福井での弾き語りアーティストは零細的な活動を強いられ続けるんじゃないかとすら思っていた。だから、受けました。

 4月から、僕はツアーを回り始めました。本数自体はそこまで多いわけではなかったけど、移動がなかなかシビアで、おまけにソロだから運転も一人、費用も一人持ちで、キツかった。しかし、泣き言言っている場合じゃないし、ひとりでバンドたちに対抗できなきゃ意味がない。僕より弾き語りが上手な人はまだまだ福井にはいるけども、僕は福井の弾き語り代表、福井の弾き語り伝道師のようなつもりでツアーを回っていました。俺が舐められることは、福井が舐められることだ。大袈裟かも知れないが、そこまで思っていた記憶がある。

 年食っててやりづらい面もあったかもしれないけど、全国各地のライブハウスのスタッフの皆さんや、ツアーを回った仁義仲間の面々も、本当に仲良く接してくれました。この年の仁義は、僕の他にもう一人アコースティック弾き語りの門脇大樹くん(出雲代表)がいて、色々話をしました。刺激をもらった。仁義ツアーと並行して地元でのライブは精力的にこなしていたし、別で東京ツアーに行ったりもしました。仁義ツアーが終わる頃には、一回り成長した自分を感じることができました。

 仁義ツアー絡みで、ダニ純氏がラジオ番組の出演を斡旋してくれて、僕は初めてラジオ出演を果たしました。FM福井の番組「藤田佳代の音楽魂」です。これはバンド時代から通じて初めての経験でした。仁義ツアーが終わってからも出演して、先日3回目の収録も済ませてきました。3回目の出演オンエアは1/5です。新年一発目の放送が、弾き語りの松並哲也です。小さなことかも知れないが、何かが変わってきた気がする。きっと周りの皆さんも感じてくれてると思う。すでに何かが変わってきてます。

 片町のBarUTaにも、一年大変お世話になった。毎月恒例のイベント『UTaMOKU!』は度々出演させてもらったし、8月には何とUTaの2周年パーティーライブにも出演させてもらって、光栄の極みでした。マスターの野望というか夢はまだまだあるようで、その一端を聞かせてもらいましたが、こちらもワクワクするような話で、先が楽しみです。

 高校生バンド、メガホンズにも、色々場を与えてもらいました。彼らの企画に出演して、高校生たちを前に僕のライブを聴いてもらって、僕の音楽は彼らにも十分通用することがわかって、自信になった。メガホンズとは一緒にコラボでバンドもやった。僕の曲が初めて、バンド形式で世に出ました。これは本当にエポックメイキングな出来事だったと思う。逆に、僕がボーカルのたいらを弾き語りライブに誘ったり、新しい世界に引き込めたら面白いと思った。新年のアコースティックイベントでは、アコースティック弾き語りで対バンします。

 一年通じてもっとも絡みがあった人物と言えば、ヤマモモ抽出物は欠かせない存在でしょう。僕が弾き語りでデビューしたライブ以来の付き合い。2014年はヤマモモ抽出物にとっても躍進の一年だったんじゃないかと思う。2015年も、彼と面白いこと、いくつも企ててます。

 11月には、福井CHOPが仕掛ける勝負イベント、『Set Fire vol.1』に出演。総勢10組、今の福井をリードする若手バンドたちの中に混ざって、弾き語りでは唯一、僕が出演させてもらったことは、本当に嬉しかった。弾き語りに対する認識も変わってきたと思うし、あの場に立たせてくれたダニ純氏には本当に感謝しています。

 デモですが、音源も2枚作りました。仁義のコンピレーションも含めると、3回音源のリリースがありました。2015年ですが、ついにソロになって初めてのアルバムを発表します。もう発売日も決まっていて、発売イベントの内容も出演者も決まっています。福井では前例のないであろうイベントを、僕は主催します。

 しかし、この1年、やはり出会いに尽きます。本当にたくさんの、新しい出会いがあり、旧交を温めることもできました。人との出会いが、僕をいろんな場所に連れて行ってくれたし、新しい経験をさせてくれました。一生モノの出会いもいくつもあったと思います。2015年は、もう現段階で言えることだけど、僕の人生の中でも特に印象に残る1年になることがもう決まってます。2014年以上に、激動の年になる。気を引き締めて、今年は1年、駆け抜けるつもりです。

 皆さん、今年もよろしくおねがいします!!

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