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2015.1.20.(火)

青春の蜃気楼(渚にて)

 話はググッと過去にタイムスリップして、これは1月8日の話だ。

 1月7日に新潟ゴールデンピッグスで、アコースティックな新年会に出た後、言葉翔くんが酔いつぶれて宿に向かうところまでは書いたと思う。その続きだ。宿とは言っても、ゴールデンピッグスが経営するリハーサルスタジオの一室の、ミーティングルームみたいなところに寝かせてもらうことにした。僕と言葉翔くん、誠くん。森本真伊子ちゃんはホテルに向かった。いや、宿代も節約できるしありがたいありがたい…と思っていたが、ここの施設のエアコン。コイン式。1時間100円で切れてしまい、夜中に目が何度も覚めるほど寒い。新たにコインを入れ直すのだがまた切れ、底冷えの憂き目に。ブルース。

 朝になった。この日は、三条ロケットピンクでオープンマイク的なイベントに参加することになっている。7日も対バンで一緒だった、誠くんの企画『Sanjo Beach』だ。僕は前日彼の歌声を聴いて一発で惚れ込んでしまっていたので、楽しみにしていた。そしてこの日の楽しみはそれだけではない。新潟在住の、MUSHA×KUSHAの梅さんと、ブックオフ巡りをすることになっていたのである。新潟にライブしに行くことを伝えたら、三条のオープンマイクには自分も仲間を誘って参加したい!と連絡があり、一日オフまでとってくれて、一緒にブックオフを回ろうと誘ってくれたのだ。新潟はブックオフの聖地。旅費を必要以上に使い込んでしまわないか心配になったが、何はともあれ彼と待ち合わせてブックオフをハシゴしたのだ。

 結局CD20枚くらい買い込んでしまった。梅さんというのは、とにかく嗅覚の鋭い人間だ。ブックオフの広大な棚の中から、次々と掘り出し物のCDや漫画を見つける。僕も負けじとDIG。

 何店舗か回ったところで、昼食には三条近くのラーメン屋に連れて行ってもらった。ここの味噌ラーメンは絶品だと、お世辞にもきれいとは言えない奥まった店舗に入っていく。ここは巻駅前の「古潭(こたん)」という店だ。三条に小林大輔さんというミュージシャンがいるが、彼に教えてもらったのだという。

 僕は何ラーメンが好きかと問われれば、味噌ラーメンが好きだと答える人間だ。でも、案外本当にうまい味噌ラーメンを食べさせてくれる店は少ない。結果から言うと、今まで食った味噌ラーメンの中でも1,2を争うくらいの美味さだった。本当に、身体の芯まで染み渡るような、温かみのある味噌ラーメンだった。また絶対行きたい。

 その後、再びブックオフ巡りへ。最後に到着したのは、ブックオフ三条店。ロケットピンクの近所だ。ここでなんと奇跡的な出来事が。僕が何気にCDコーナーで手にしたCD、なんと、言葉翔のアルバム!これにはビックリ。梅さんと笑ってました。

 これね。翔くんも苦笑い。誰や売ったの。笑

 さて三条ロケットピンクに到着。なんてライブハウスらしいライブハウスなんだろう。破れてへこんで座り心地の悪いソファ、貼り紙だらけの壁、すべてが最高。ここを砂浜に、キャンドルをキャンプファイヤーに見立てて、店内BGMはエンドレスで波打ち際の音。誠くんが企画する『Sanjo Beach』はそんな雰囲気のイベント。最初は無理があるなあ…って思ったんだけど、そのうち本当に夏の夜の海で仲間たちと火を囲んで歌っているような錯覚に陥ってきたから不思議だ!

 まず誠くんが一周目。本当に彼の歌声はロックでカッコいい。

 いつでもどこでも台風を巻き起こす男、HIROSHI ASAKUSA。頭にかぶっているのは、彼なりの歪み系エフェクター。彼は本当に凄いよ。大好きですね。ソウルメイト。

 ユッキークッキーセンヌッキー。両国以来の再会。大股開きで独唱パンク。セクシーさのかけらもないところが、彼女の凄味。言葉翔くんがハチャメチャなピアノで加わって、ハチャメチャな感じが出てて、よかったなあ。

 コバヤシタクローと森本真伊子。コバヤシタクローも、昨年から本当によく会う。仁義ツアーで2回、その後福井でも対バンして、その後でもまた福井来ているし、この前日の1月7日の打ち上げでも会ってるし。笑 彼は、福井でも人気者なんです。

 言葉翔、1週目。座ってる。まだ完全体になる前のセルのようである。

 難波実那子。前日の新潟でも対バン。何か一番成長したら凄そうなのが、彼女である。「今年は殻を破りたい」と言っていた。破ったら、凄くなりそうだなあ。楽しみ。

この後、僕が歌いました。

 森本真伊子。彼女は本当に凄い。このブログを書いてて凄い凄いしか書いてない気がするけど、彼女は間違いなく凄い。本物のシンガーソングライターとはこういうものだよなあ。しかもちょっとひび割れてて、ロックな炎が胸の中で燃えてたりするんだな。私生活のエピソードも、ロックなんだこれが。(笑)

 ピッコリ。梅さんの友達。三条のジョン・フルシャンテと紹介を受けた。ジョンを雑巾みたいに絞って出た汁を、煮詰めて薄めて霧吹きでシュッシュッとやったら、彼になるのかもしれない。とにかく、世の中にはいろんな人がいるんだなあ…!と思わされた。必ずまた会いたい人。

 三条ロケットピンク店長、大泉政武さん。自身もバンドをやっている。三条ロケットピンクの、守り手だ。三条のような場所でライブハウスをやることは、大変だろうと思う。でもそれだからこそ感じるライブハウス愛。また来て下さいね!と僕に言ってくれた。

 三条の弾き語りの顔役とも言える、市川淳之介さん。ロケピンでも、月一で企画をやっている。それがどんなに大変なことか、想像には難くない。「I LOVE YOU」という歌を歌ってくれて、心に沁みに沁みた。また一緒にやりましょうと言ってくれた。もちろん!よろしくお願いします。

 言葉翔2周目。こっちが完全体!ギターも自分のを出してきて、立ち上がり音と言葉をぶつけてくる。これが言葉翔か。福井には、こんな人はいないよ。もちろん福井以外にだっていないと思う。オープンマイクでもすごいが、ステージ上で照明や音響を味方につけた言葉翔はどんなにか凄いだろうと想像する。そういう雰囲気をまとったアーティストなのだ。

 最後は主催者誠くんがしめて、イベントは終了した。さよなら、青春の蜃気楼。また会う日まで。

 雪が降る三条、汚いライブハウス、酒とキャンドル、波の音。

 朝方暗いうちに、僕は三条を出発した。また戻ってくることを胸に誓って。

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